開封後の安定性のデータにつきましては、学術情報部（0120-014-561）までお問い合わせください。

ございます。こちらからダウンロードしていただけます。

手術室など無菌が要求される場所で使用されることがあるため、滅菌製剤を発売しています。

アルコール濃度は60％（重量％）未満ですので、消防法上の危険物ではありません。

丸石製薬株式会社のアルコール類を含む危険物は、こちらをご覧ください。

・ハイポエタノール液2％「ニッコー」はエタノール65vol％含有しており、一般細菌などに殺菌力が認められ、消毒の効能・効果を持ちます。

【効能・効果】
皮膚面及び手術用器具類・布類に付着したヨードチンキ類のヨウ素の脱色、消毒

・ハイポアルコール「マルイシ」・滅菌ハイポアルコールは、ポビドンヨードなどのヨウ素の色が付着した時の脱色に使用します。
エタノールが40vol％含まれていますが濃度は低く、乾燥させることが目的であるため殺菌効果は期待できません。

ハイポはチオ硫酸ナトリウムの略称で、ハイポ関連製品は丸石製薬ではハイポアルコール「マルイシ」、滅菌ハイポアルコール、ハイポエタノール液2％「ニッコー」があります。

3剤の違いについては以下のとおりです。

ハイポアルコールで拭き取ると、ヨウ素とチオ硫酸ナトリウムが反応して色と共に有効ヨウ素の殺菌効果が消失してしまうため、短時間では塗布しないことと記載されています。¹⁾
また、消毒薬が十分な効果を示すまで2-3分間は反応時間をおくことが必要である、ポビドンヨードは拭き取ったのでは殺菌効果がなくなるので、拭き取ることは理論的にも不適切である、との記載もあります。²⁾

参考資料
1)国公立大学付属病院感染対策協議会：病院感染対策ガイドライン 2018版.じほう, 2018,156-68
2)日本手術医学会 : 手術医療の実践ガイドライン 改訂第三版,日本手術医学会誌,2019,S82-S95