編集後記

今号の表紙は““Study”。

本号では、抗菌薬適正使用を中心としたAMR対策の最新動向、各施設の実践例、そして「マモルンジャー」の物語を交えながら、感染対策の多面的な取り組みを紹介しております。

名戸ヶ谷あびこ病院における感染対策向上加算1取得の道のりは、組織全体の協働と現場での粘り強い実践が実を結ぶことを示しています。現場の細やかな取り組みは、感染対策の質を高める上で不可欠であり、他の施設にとっても参考になる内容です。

また、AMR対策の国際的な潮流や診療報酬制度に基づく取り組みの最新情報は、今後の医療現場における課題解決への一助になることを願っております。抗菌薬の適正使用を含む感染対策は、医療の根幹を支える重要な要素であると改めて感じさせられました。

今後も本誌では、臨床の現場に役立つ情報を厳選し、分かりやすくお伝えしてまいります。引き続きご愛読いただけますと幸いです。