麻酔の用意

「絶食について」
麻酔の前には食事の制限があります。

胃の中に食物が 残ったまま麻酔がかかると、食物が食道を逆流して

肺の中に入って生命にかかわる肺炎のような合併症をひきおこす危険があります。

絶食は、通常手術の前日の夜からですが、
年齢や病状に応じて絶飲食の時間が長く、あるいは短くなることがあります。

水分も手術前日から禁止することがありますので
看護師にしっかり確認するようにしましょう。

「麻酔前の診察とくすりについて」
手術の前に、麻酔の説明が行われます。

今までにかかった病気や、ご家族の病気をおたずねする場合があります。

特に麻酔によって具合の悪くなったご家族の方がおられる場合には、
必ず麻酔科医に伝えてください。

手術室へ行く前に、必要に応じてくすりを注射することがあります。
注射以外にも飲み薬を服用していただいたり、坐薬を使ってもらうこともあります。

この薬で眠くなったり、ふらつくこともあるので、
ベッドから起きないよう指示があることがあります。