感染対策NEWS 2020 No.4
医療関係者向情報サイト 医療ナレッジ 感染対策NEWS 2020 No.4
編集後記
今月の表紙は“Hand Hygiene”。手荒れにもお気を付けを!
新型コロナが日本でも見つかってから、はや1年が過ぎましたが、その猛威はとどまるところを知りません。2021年1月3日現在、WHOでは累計83,322,449人の感染者と1,831,412人の死亡を報告しています。国内でも2度目の緊急事態宣言の発出が議論されるような状況となっています。感染対策に当たられておられる医療従事の皆様におかれましては、心休まる暇のない新年の幕開けではないかと推察しております。
さて、今号の主な記事をご紹介いたします。
「地域包括ケアと感染対策 医療と地域をつなぐ感染対策活動 尾三地区感染対策連絡会及び三原赤十字病院での活動」では、総合病院 三原赤十字病院 医療安全推進室(現 奈良県立医科大学附属病院 感染管理室) 感染管理認定看護師 中村 明世様より、尾三地区(広島県尾道市と三原市)での地域での感染対策活動と三原赤十字病院における地域活動についてご紹介いただいています。
「日本環境感染学会「環境消毒薬の評価指針2020」制定の背景と環境消毒」では、公立大学法人山陽小野田市立 山口東京理科大学 薬学部 教授 尾家 重治 先生より、2020年に日本環境感染学会にて制定されました、「環境消毒薬の評価指針2020」の制定の背景と環境消毒薬の評価法に関してわかりやすく解説いただくとともに、病原微生物ごとに環境消毒を行う際のポイントについてご紹介いただいています。環境消毒薬を選択する際のご参考にしていただけましたら幸いです。
TOPICSでは、弊社学術情報部より、「COVID-19 acute respiratory disease(COVID-19)とその他の感染症」としまして、COVID-19の感染動向と、例年この時期に流行するインフルエンザなどの感染動向について、ご紹介いたしました。なお、COVID-19につきましては、情報が刻々と変わっておりますので、あくまでも編集時点での情報となりますので、ご了承ください。
今後とも、できるだけ多くの視点からの取り組みをご紹介していく予定ですので、ご期待ください。