感染対策NEWS 2020 No.3
医療関係者向情報サイト 医療ナレッジ 感染対策NEWS 2020 No.3
編集後記
今月の表紙は“Standard Precaution”。やっぱり基本が大事!
5月25日にようやく緊急事態宣言が、全面的に解除になりました。新型コロナウイルス感染(COVID-19)の流行状況は、関東及び特定地域ではかなり厳しい状態に陥っていましたが、ようやく少し落ち着きを取り戻しつつあるのではないでしょうか。とはいえ、報道によりますと、北九州市では第2波(いつが1波か2波かの定義はさておき)の兆しか、とか、東京では新しいクラスターか!のような報道も散発的にではあれど、まだまだウイルスの火種はくすぶっているように感じます。
このような中、気を緩めずに、基本に立ち返り標準予防策・経路別感染対策の観点から点検を行うことは重要なのではないでしょうか?
まだまだ、消毒剤やPPEの供給が追い付いていない状況で、感染対策に従事されている医療従事者の皆さんのストレスはいかばかりかと感じております。
さて、今号の主な記事をご紹介いたします。
「AMR対策アクションプラン 各施設の取り組み⑭」では、新潟県の下越病院 薬剤部 三星 知先生より、地域を巻き込んだ取組みについてご紹介いただいております。成果については、積極的に学会発表や論文発表の形でモチベーションアップやスキルアップを図られております。
「わたしの病院の感染対策」では、東京都立東部療育センター 感染管理認定看護師 田中 彩住様より、「重症心身障害児(者)施設の感染管理」というテーマでご紹介いただきました。いつもの一般病棟とはちょっと違う雰囲気、考え方などを感じていただければと思います。
TOPICSでは、弊社学術情報部より、COVID-19感染動向について、続報としてご紹介いたしました。なお、COVID-19につきましては、情報が刻々と変わっておりますので、あくまでも編集時点での情報となりますので、ご了承ください。
今後とも、できるだけ多くの視点からの取り組みをご紹介していく予定ですので、ご期待ください。