情報誌
感染対策NEWS
2026 No.2
AMR対策アクションプラン 各施設の取り組み
~卒後教育と後進育成を重視した武蔵野赤十字病院での取り組み~
武蔵野赤十字病院薬剤部 係長 感染管理室 専従薬剤師
加藤 智之
わたしの病院の感染対策
入院患者に手洗い指導をするための人材育成
~看護補助者を手洗いインストラクターとして育成した取り組み~
青森県立中央病院 感染管理特定認定看護師
今 めぐみ
診療領域別の感染対策
精神科病院における手指衛生向上への取り組み
~手指衛生の多角的戦略により職員の行動変容を目指す~
地方独立行政法人山梨県立病院機構
山梨県立北病院 医療安全管理室 看護師長
廣瀬 紀子
1部単位でのご発注をお願いします。
編集後記
今号の表紙は“Cooperation”
本号では、現場で実際に機能している感染対策の「教育」と「実践」を中心に取り上げました。武蔵野赤十字病院のASTによる卒後教育ロードマップ、青森県立中央病院の看護補助者を対象とした手洗いインストラクター(HWI)育成、精神科病院でのWHO手指衛生多角的戦略の導入事例――いずれも感染管理担当者が日々直面する課題に直結する実践的な工夫が詰まっています。
特に注目すべきは、「継続可能な仕組み作り」と「現場への落とし込み」です。チェックリストやフィードバック用紙、定期ラウンドやデータ可視化によって、教育が一過性のイベントで終わらず、日常業務に組み込まれている点は重要な示唆です。また、抗菌薬適正使用や手指衛生改善の取り組みが、単なる知識伝達にとどまらず、行動変容・指標改善(手指消毒薬使用量や手指衛生実施率など)につながっていることは、評価設計の参考になります。
感染管理担当者としては、組織横断的な調整力、教育コンテンツの段階的設計、成果を示すためのモニタリング指標の設定が鍵です。本誌の事例が、各施設での実務改善や評価手法の導入に役立てば幸いです。
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