丸石製薬株式会社

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医療関係者向情報サイト 医療ナレッジ 消毒NAVI 吸引びん

現場でお困りの消毒方法について、尾家 重治先生(山陽小野田市立 山口東京理科大学 薬学部 教授)に解説していただきました。
なお、器具・物品や消毒剤等の取り扱いにつきましては、各製品の取扱説明書等をご確認ください。

吸引びんの消毒方法

吸引びんの消毒には、蒸気や熱水がもっとも適しています。フラッシャーディスインフェクタ(90℃・1分間の蒸気)やウォッシャーディスインフェクタ(80~93℃・3~10分間の熱水)などを用いて消毒します(図1)。

蒸気や熱水による消毒を行えない場合には、洗浄後に、0.1%(1,000ppm)次亜塩素酸ナトリウムへの30分間浸漬を行います。

図1. フラッシャーディスインフェクタによる吸引びんの消毒

吸引びんにはディスポ式(使い捨て)の吸引バッグもあります(図2)。

図2. 使い捨ての排液貯留容器