プロスタンディン注射用20μg 10バイアル
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製品情報
プロスタンディン注射用20μg 10バイアル
各種コード
容量 | |
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容量 | 10バイアル |
薬価基準収載医薬品コード | 個別医薬品(YJ)コード | レセプト電算処理コード | |||
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薬価基準収載医薬品コード | 2190402D3064 | 個別医薬品(YJ)コード | 2190402D3064 | レセプト電算処理コード |
銘柄別 621757701 統一名 000000000 |
HOT番号 | JANコード | 統一商品コード | |||
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HOT番号 | 1175776020101 | JANコード | 4987211352110 | 統一商品コード | 211-352110 |
GS-1コード | ||||||
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調剤包装単位コード | 販売包装単位コード | 元梱包装単位コード | ||||
GS-1コード | 調剤包装単位コード | (01)04987211452117 | 販売包装単位コード | (01)14987211352117 | 元梱包装単位コード | (01)24987211352114 |
お知らせ文書NEWS
よくあるご質問FAQ
血管外漏出時の対処法は?
本剤に特有の対処法はありません。注射剤が血管外漏出した際は、患部を冷やす(冷罨法)などの一般的な対処法と同様の処置をお願いします1)。
一般的な対処法の例2)
1.点滴を中止し、薬液を吸引する。(薬液が明らかに溜まっている場合)
2.漏出数時間後:患部の冷却
3.消炎鎮痛作用のある外用薬(湿布、軟膏等)、ステロイド外用薬の使用
参考資料
1)葛西英子:日本看護技術学会誌 2014;13(3):230-6.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnas/13/3/13_230/_pdf/-char/ja
2)診断と治療 1999;87(増刊号):289.
(慢性動脈閉塞症(静脈内投与)、振動病、血行再建術後の血流維持での使用)輸液量を減らして使用できますか?
500mLの輸液で希釈するというのは治験時の希釈方法であり、この希釈方法以外では有効性及び安全性は確認しておらず、承認外の用法用量になります。
その上で、輸液量を減らして使用することは可能ですが、できるだけ500mLの輸液で使用してください。
なお、投与時間は短縮しないようご注意ください。短時間で投与すると時間あたりの投与量が増加し、血圧が低下する可能性がありますので、投与速度は体重1kg2時間あたり1.2μgをこえないようにしてください。1)
参考資料
1)プロスタンディン注射用20μg 添付文書 2018 年12月作成(第 1 版)
(慢性動脈閉塞症(静脈内投与)、振動病、血行再建術後の血流維持での使用)手術する際にどれぐらい前から休薬すればいいですか?
半減期は約8分1)で血小板凝集抑制作用の持続時間も短い薬剤ですが、
抜歯や内視鏡検査等の処置の場合は半日、大きな手術の場合は1日前から休薬してください。
参考資料
1)インタビューフォーム:Ⅶ.薬物動態に関する項目 2.薬物速度論的パラメータ
(慢性動脈閉塞症(静脈内投与)、振動病、血行再建術後の血流維持での使用)1日2回投与する場合、投与間隔はどの程度あけるべきですか?
半減期が約8分1)と短いので、間隔を縮めて投与しても安全性に問題は無いと考えられます。
なお、有効性の面では1日の中で効果を均等にするためには12時間間隔が理想的ですが、
患者さんの負担を考慮して、朝夕の点滴があればそれに合わせて投与してください。
1)インタビューフォーム2023 年 10 月改訂(第 2 版):Ⅶ.薬物動態に関する項目 2.薬物速度論的パラメータ
(慢性動脈閉塞症(静脈内投与)、振動病、血行再建術後の血流維持での使用)輸液フィルターは使用できますか? フィルターが目詰まりしたり吸着したりしませんか?
本剤はμg単位の微量含有製剤であり、持続静脈内投与を行うため、特殊な性能を持つフィルター(エンドトキシン除去性能を持つフィルター)を使用すると吸着することがあります。目詰まりは起こりません。
<フィルター通過性試験>[1]
0.2μmの輸液フィルターで通過性を検討した結果、電解質を含まない輸液(5%ブドウ糖液)で本剤をエンドトキシン除去性能を持つフィルターを通過させた場合、通過開始初期に吸着が認められました。
吸着はエンドトキシン除去性能を持たないフィルターを使用した場合や、エンドトキシン除去性能を持つフィルターでも本剤を電解質が含まれる輸液(生理食塩液、ソリタ-T3号輸液)に溶解した場合はほとんど認められていません。
よって、電解質を含まない輸液で本剤を投与する際は、エンドトキシン除去性能を持つフィルターの使用は避けてください。
(フィルター吸着が起こりやすい条件)
・エンドトキシン除去性能を持つ(正に荷電する)フィルターを使用
・電解質を含まない輸液(糖液等)を使用
・本剤の時間あたりの投与量が少ない、または流速が遅い
※「動脈管依存性先天性心疾患」での使用については、別途作成しているQ&Aをご参照ください。
[1]プロスタンディン注射用20μg インタビューフォーム 2023 年 10 月改訂(第 2 版)
配合変化表はありますか?
ございます。こちらからダウンロードしていただけます。
(動脈管依存性先天性心疾患での使用)輸液フィルターは使用できますか? フィルターが目詰まりしたり吸着したりしませんか?
本剤はμg単位の微量含有製剤であり、持続静脈内投与を行うため、フィルターを使用すると吸着することがあります。特に動脈管依存性先天性心疾患で使用する場合は、投与量が少なく流速も遅いため本剤の吸着率が高くなります。目詰まりは起こりません。
<フィルター通過性試験>[1]
0.2μmの輸液フィルターで通過性を検討した結果、吸着率は使用するフィルターと輸液の種類によっても異なり、エンドトキシン除去性能を持つフィルターと電解質を含まない輸液(5%ブドウ糖液等)との組み合わせで本剤を使用するとPGE1のフィルターへの吸着率がより高くなります。よってフィルターを装着したルートから本剤を投与する際には、症状の観察を十分に行い慎重に投与量の調節を行ってください。
(フィルター吸着が起こりやすい条件)
・エンドトキシン除去性能を持つ(正に荷電する)フィルターを使用
・電解質を含まない輸液(糖液等)を使用
・本剤の時間あたりの投与量が少ない、または流速が遅い
※「慢性動脈閉塞症(静脈内投与)、振動病、血行再建術後の血流維持」での使用については、別途作成しているQ&Aをご参照ください。
[1]プロスタンディン注射用20μg インタビューフォーム 2023 年 10 月改訂(第 2 版)
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2018年12月05日