丸石製薬株式会社

このウェブサイトは、国内の医療関係者(医師、薬剤師、看護師等)を対象に、医療用医薬品等を適正にご使用いただくための情報を提供しています。
一般の方および国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

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あなたは医療関係者ですか?

医療関係者向情報サイト よくあるご質問

ご利用上の注意

「よくあるご質問」は主な製品について、お問い合わせの多いご質問とその回答を医療関係者向けに作成したものです。なお、「よくあるご質問」の内容は医薬品の適正使用にあたっての参考情報であり、全てのケースにあてはまる情報ではありません。そのため「よくあるご質問」の利用に伴って生じた結果については、責任を負いかねますのでご了承ください。製品の使用にあたっては、最新の添付文書をご確認ください。

製品に関するよくあるご質問をまとめております。
当社は日本製薬工業協会が提唱する「くすり相談窓口の役割・使命新しいタブで開きます」に則りくすりの適正使用情報をご提供しています。
さらにご不明な点がある場合、お気軽にお問い合わせください。

製品全般質問集
丸石製薬の向精神薬の投薬期間制限について教えてほしい。

投薬期間に上限が設けられている医薬品(向精神薬)は表のとおりです。
但し、1回14日分を限度とされている医薬品※は、ゴールデンウィーク、シルバーウィーク、年末年始等の連休、海外渡航等の特殊事情がある場合は、特例として1回30日分を限度として投薬可能です。
なお、1回30日分、90日分を限度とされている医薬品には、特例はありません。

限度日数 医薬品(向精神薬)
1回14日分※ ペンタゾシン ソセゴン錠25mg
(厚生労働省告示第107号:平成18年3月6日付)
1回30日分 クロルジアゼポキシド バランス®散10%、バランス®錠5mg、バランス®錠10mg
(厚生労働省告示第107号:平成18年3月6日付)
1回90日分 ジアゼパム ホリゾン散1%、ホリゾン錠2mg、ホリゾン錠2mg
(厚生労働省告示第107号:平成18年3月6日付)
フェノバルビタール フェノバルビタール散10%「マルイシ」
(厚生労働省告示第97号:平成20年3月19日付)
製品の廃棄方法は?

医療廃棄物(医療機関から排出される廃棄物)として適切な処理が必要です。
非感染性廃棄物として分別し、「焼却施設の構造基準及び維持基準」(廃棄物処理法施行規則)に適合する施設で焼却処理することが望まれます 1)。焼却施設などが無く適切に処理ができない場合には、廃棄物処理事業者に委託する必要があります 1)。
なお、向精神薬を廃棄する場合は、許可、届出は必要ありませんが、第1種・第2種向精神薬を廃棄する場合は記録が必要です。また、処理をする場合は、焼却、酸、アルカリによる分解、希釈、他の薬剤との混合等、向精神薬の回収が困難な方法で処理 2,3)を行ってください。

  • [参考文献]
    • 1.平成13年度学術委員会 学術第2小委員会報告(最終報告)医薬品包装・容器における廃棄対策の検討
      西端義広、他:日本病院薬剤師会雑誌38(8),1007-13,2002【IC09975】
    • 2.厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課:病院・診療所における向精神薬取扱いの手引(平成24年2月)
    • 3.厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課:薬局における向精神薬取扱いの手引(平成24年2月)
JANコード、調剤包装単位コード、販売包装単位コードのバーコードなどの一覧はありますか。

ございます。こちらをご覧下さい。

消防法に関連する「危険物」に該当する製品の一覧はありますか?

こちらをご覧下さい。

アスピリン原末「マルイシ」、酸化マグネシウム原末「マルイシ」など、製品名に「原末」と記載されているのはなぜですか。「原末」の意味は?

弊社では、医療事故防止のため、有効成分に添加物を加えていないものを「原末」として、賦形剤などを加えた「散」などと区別するため、原末と記載した販売名にしております。

 

周術期医療領域情報質問集
鎮静状態や鎮痛状態を評価するスケールはありますか?

鎮静状態を評価するRASSや、鎮痛状態を評価するBPSなどのスケールがあります。弊社では携帯用のスコアカードをご用意しております。
資材をご要望の際は、担当MRまたは学術情報部(0120-014-561)までお問い合わせください。

手術を受ける前の患者さんに麻酔について説明するためのツールはありますか?

「麻酔を受けられる方へ」という動画をご用意しております。
ダウンロードして自由にご利用いただけます。
弊社ホームページ案内チラシのQRコードからご覧ください。

消毒・感染制御情報質問集
消毒剤には多くの種類がありますが、適切に選択する方法はありますか?

消毒剤を使用する目的に応じて選択いただける消毒剤適用一覧があります。
消毒剤はそれぞれ消毒効果や適用範囲が異なるため、適正に使用しなければ期待する効果が得られません。また、人体に使用できない消毒剤や素材によって影響が出る消毒剤もありますので、ご注意ください。「消毒の”きほん”『消毒剤全般』<消毒剤の選択」にも記載がありますので、併せてご確認ください。

アルコール手指消毒剤には多くの種類がありますが、適切に選択する方法はありますか?

アルコール手指消毒剤を使用する目的や環境に応じて、選択していただけるチャート「アルコール手指消毒剤 選択チャート」をご用意しております。
それぞれの薬剤の特性、使用するための各種ツール適合表についてもご紹介しています。

アルコール手指消毒剤の使用量を測定したいのですが、消毒剤の容器についている目盛以外に、なにか測定方法はありますか?

アルコール手指消毒剤の剤形は液状やゲル状のものが多く、容量(mL)で表示されています。容器側面の目盛などを参考に、およその使用量(mL)を測定することもできますが、消毒剤の使用した重さ(g)と比重※から換算して、使用量(容量(mL))を算出することができます。下記の換算式から、重さから容量に換算することができます。なお、比重は温度などの諸条件で変動します。

使用量(容量(mL)) =[使用前の重さ(g)-使用後の重さ(g)] /比重

※第十八改正日本薬局方では、「比重とは、ある体積を有する物質の質量とそれと等体積の標準物質との質量の比であり、相対密度ともいう」と規定されています。通常、液体では水を基準とし、諸条件(温度等)を一定として水と試料(今回は消毒剤)の同じ容量の重さの比から比重を算出することができます。

アルコール、ヨウ素禁忌の患者の手術部位、注射部位、カテーテル挿入部位などの皮膚消毒には何を使用すればよいか?

アルコール、ヨウ素が含まれていない皮膚消毒の適応がある消毒剤としては、クロルヘキシジングルコン酸塩製剤、ベンザルコニウム塩化物製剤、アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩製剤(両性界面活性剤)などがあります。
これらの消毒剤の皮膚消毒に関する効能・効果、使用濃度を表に記載します。用法・用量などは添付文書をご確認ください。
添付文書の検索はこちら

製品名 効能・効果 使用濃度
クロルヘキシジングルコン酸塩製剤
  • 20W/V%マスキン®液
  • マスキン®液(5W/V%)
  • 0.1W/V%マスキン®水
  • 0.5W/V%マスキン®水
  • 手指・皮膚の消毒
  • 手術部位(手術野)の皮膚消毒
0.1-0.5%
ベンザルコニウム塩化物製剤
  • ヂアミトール®消毒用液50W/V%
  • ヂアミトール®消毒用液10W/V%
  • 0.1W/V%ヂアミトール®水
  • 0.05W/V%ヂアミトール®水
  • 手指・皮膚の消毒
0.05-0.1%
アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩製剤
(両性界面活性剤)
  • ハイジール®消毒用液10%
  • 手指・皮膚の消毒
0.05-0.2%
  • ハイジール®消毒用液10%
  • 手術部位(手術野)の皮膚消毒
0.1%(5分間洗う)⇒0.2%(塗布)
消毒剤の効果を十分に発揮するために、使用時に注意することはありますか?

下記に示すような因子により、消毒効果に影響を及ぼすことがあり、消毒前にこれらの因子による影響をできるだけ減らすことが必要です。

①微生物の数
②血液などの有機物
③化学反応
④pH(水素イオン濃度)
⑤吸着

それぞれの因子についてはこちら「消毒の”きほん”『消毒剤全般』<消毒剤の使用法」

消毒剤の使用にあたって効果に関わる条件はありますか?

消毒剤の効果に関わる基本条件は「消毒剤の使用濃度」「消毒剤の作用温度」「消毒時間」の3条件であり、それぞれ密接な関連性をもっています。また、3条件のひとつでも条件が不足すると、消毒効果を十分に発揮させることができません。
詳細は「消毒の”きほん”『消毒剤全般』<消毒剤の使用法」でご確認ください。