ウエルフォーム®主な製品紹介®:登録商標

ウエルフォームは泡の手指消毒剤として開発されました。
感染対策の基本とされる手指衛生。手指衛生の遵守率の向上が求められています。
ウエルフォームは、遵守率向上に貢献できる製品を、との思いで、“使ってみたくなる” “使い続けたくなる”製品を目指し、“泡”という剤型で開発されました。
アルコールは本来、消泡剤として利用されています。
そのため、アルコールの濃度が高くなるほど、泡にするのは難しくなります。
ウエルフォームは、クロルヘキシジングルコン酸塩(0.2w/v%)を主成分としながら、添加物として消毒用エタノールと同濃度(約80vol%)のエタノールを含有し、医療現場(病棟等)での手指消毒に求められる消毒効果(in vivo)を保持しつつ、泡化を実現しました。
泡の速乾性手指消毒剤
見える
泡が目に見えるので、消毒範囲が確認できます。また、泡が消えるまでぬり広げることが消毒時間の目安にもなります。
詰まらない ヨレない
増粘剤が入っていないので、ポンプが詰まりません。また、手に擦り込んでもヨレ*が出ません。
*ヨレ:増粘剤入りの消毒剤や化粧品を手に擦り込んだ際に出る、糊状の剥離物です。
その他添加物としてグリチルレチン酸やトコフェロール酢酸エステルなどを含有しています。
様々な容量をご用意しています。
80mL、180mL、360mL、1L電動ディスペンサー用、1L手動ディスペンサー用の5タイプがあります。手摺や壁はもちろん、カートに設置したり、ポーチで携帯するなど、いつでもどこでも手に届くところでご使用いただけます。
医療現場(病棟等)での手指消毒薬としての薬効を評価
日本環境感染学会から提案されている「生体消毒薬の有効性評価指針:手指衛生2011」に準拠(US-TFM)し、ASTM E1174(医療従事者対象の衛生(学)的手指消毒薬としての評価法)*を用いて、ウエルフォームの手指消毒薬として薬効評価を行い、基準に適合していることを確認しています。
副作用
ショック(アナフィラキシー)*、皮膚の発疹・発赤、かゆみがあらわれた場合は、直ちに使用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
*ショック(アナフィラキシー):使用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等
*日本環境感染学会「生体消毒薬の有効性評価指針:手指衛生2011」(抜粋)
ASTM(US-TFM)標準試験法に基づく消毒薬の薬効評価法
★ASTM E1174(医療従事者対象の衛生(学)的手指衛生消毒薬)
使用場面及び目的: | 医療従事者が、医療現場において、患者との接触前後などに日常繰返し実施する 手指衛生(手指通過菌 transient skin flora による交差汚染を防止する目的) |
判定基準: | in vivo(グローブジュース法) ・1回消毒、5分後:2log10reduction ・10回消毒、5分後:3log10reduction |
※補足説明:“log10reduction”の用語は、菌数が初発菌数の10分の1に減少する対数減少を示す。
(例えば、1,000,000(106)個のコロニーが1,000(103)に減少した場合には、3log10reductionと表現)
医療従事者対象の衛生(学)的手指消毒薬としての薬効評価
日本環境感染学会「生体消毒薬の有効性評価指針:手指衛生2011」*で示された
ASTMASTM インターナショナル(ASTM International)(US-TFMアメリカ食品医薬品局Food and Drug Administration(FDA)の暫定的最終モノグラフTentative Final Monograph)標準試験法に従い、ウエルフォームの手指消毒薬としての薬効を評価しました。
■ASTM E1174:医療従事者対象の衛生(学)的手指衛生消毒薬(グローブジュース法)
対象(評価例数) | 健常成人ボランティア(n=34/被験薬) |
---|---|
指標菌 | セラチア(Serratia marcescensATCC 14756) |
試験薬 | 被験薬:ウエルフォーム[1.2mL/回] |
対照薬:4%クロルヘキシジン(CHG)スクラブ剤[5mL/回] | |
サンプリング | グローブジュース法 |
試験方法 | ①手指を指標菌(1×109CFU/mLの菌液5mL)で汚染→乾燥(2分) 〔消毒前の手指菌数(ベースライン値)を測定〕 |
②①と同様に手指を指標菌で汚染した後、試験薬にて消毒操作 | |
③指標菌による汚染と消毒操作を計10回繰り返す 〔1, 3, 7及び10回目消毒後にサンプリングし菌数を測定〕 |
|
判定基準 | 1回消毒後:≧2log10reduction、10回消毒後:≧3log10reduction |
ASTM Standard E1174の手順

ウエルフォームの手指消毒効果(医療従事者対象の衛生(学)的手指消毒薬としての評価)
ウエルフォームの手指菌数のlog10reductionは、1回消毒後は2.62、10回消毒後は3.58で、判定基準を満たしました。

注:log10reduction(対数減少値)は、log(消毒前菌数/消毒後菌数)を表わし、
log10reduction1.0は1/10に減少すること
log10reduction2.0は1/100に減少すること
log10reduction3.0は1/1000に減少することを示す。
社内資料「ウエルフォームの手指消毒効果(医療従事者対象の衛生(学)的手指消毒薬としての評価)」
*日本環境感染学会「生体消毒薬の有効性評価指針:手指衛生2011」(抜粋)
ASTM(US-TFM)標準試験法に基づく消毒薬の薬効評価法
★ASTM E1174(医療従事者対象の衛生(学)的手指衛生消毒薬)
使用場面及び目的: | 医療従事者が、医療現場において、患者との接触前後などに日常繰返し実施する 手指衛生(手指通過菌 transient skin flora による交差汚染を防止する目的) |
判定基準: | in vivo(グローブジュース法) ・1回消毒、5分後:2log10reduction ・10回消毒、5分後:3log10reduction |
※補足説明:“log10reduction”の用語は、菌数が初発菌数の10分の1に減少する対数減少を示す。
(例えば、1,000,000(106)個のコロニーが1,000(103)に減少した場合には、3log10reductionと表現)
殺菌効力・ウイルス不活化試験(in vitro)
微生物名/使用菌株 | 殺菌時間 >99.999%殺菌 (*1:>99.99%殺菌 *2:>99.9%殺菌) |
|||
---|---|---|---|---|
細 菌 |
グラム 陽性菌 |
Enterococcus faecalisATCC 29212 | エンテロコッカス・フェカーリス ATCC 29212 | ≦ 15 秒 |
Enterococcus faeciumNBRC100485 | エンテロコッカス・フェシウム NBRC100485 | ≦ 15 秒 | ||
Micrococcus luteusATCC 7468 | ミクロコッカス・ルテウス ATCC 7468 | ≦ 15 秒 | ||
Staphylococcus aureusATCC 6538 | 黄色ブドウ球菌 ATCC 6538 | ≦ 15 秒 | ||
Staphylococcus aureusATCC 29213 | 黄色ブドウ球菌 ATCC 29213 | ≦ 15 秒 | ||
Staphylococcus epidermidisATCC12228 | 表皮ブドウ球菌 ATCC12228 | ≦ 15 秒 | ||
Staphylococcus haemolyticusATCC 29970 | スタフィロコッカス・ヘモリティカス ATCC 29970 | ≦ 15 秒 | ||
Staphylococcus hominisGTC485 | スタフィロコッカス・ホミニス GTC485 | ≦ 15 秒 | ||
Staphylococcus saprophyticusATCC 15305 | スタフィロコッカス・サプロフィティカス ATCC 15305 | ≦ 15 秒 | ||
Streptococcus pneumoniaeNBRC 102642 | 肺炎レンサ球菌 NBRC 102642 | ≦ 15 秒 | ||
Streptococcus pyogenesATCC 19615 | 化膿レンサ球菌 ATCC 19615 | ≦ 15 秒 | ||
グラム 陰性菌 |
Acinetobacter baumanniiATCC 19606 | アシネトバクター・バウマニ ATCC 19606 | ≦ 15 秒 | |
Bacteroides fragilisATCC 25285 | バクテロイデス・フラギリス ATCC 25285 | ≦ 15 秒 | ||
Enterobacter aerogenesATCC 13048 | エンテロバクター・アエロゲネス ATCC 13048 | ≦ 15 秒 | ||
Escherichia coliATCC 11229 | 大腸菌 ATCC 11229 | ≦ 15 秒 | ||
Escherichia coliATCC 25922 | 大腸菌 ATCC 25922 | ≦ 15 秒 | ||
Haemophilus influenzaeATCC 19418 | インフルエンザ菌 ATCC 19418 | ≦ 15 秒 | ||
Klebsiella oxytocaATCC 43165 | クレブシエラ・オキシトカ ATCC 43165 | ≦ 15 秒 | ||
Klebsiella pneumoniaATCC 4352 | 肺炎桿菌 ATCC 4352 | ≦ 15 秒 | ||
Proteus mirabilisATCC 7002 | プロテウス・ミラビリス ATCC 7002 | ≦ 15 秒 | ||
Pseudomonas aeruginosaATCC 15442 | 緑膿菌 ATCC 15442 | ≦ 15 秒 | ||
Pseudomonas aeruginosaATCC 27853 | 緑膿菌 ATCC 27853 | ≦ 15 秒 | ||
Serratia marcescensATCC14756 | セラチア菌 ATCC14756 | ≦ 15 秒 | ||
グラム 陽性菌 (耐性菌) |
Methicillin-resistantStaphylococcus aureusATCC 33591 | MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌) ATCC 33591 | ≦ 15 秒 | |
Vancomycin-resistantEnterococcus faecalisATCC 51299 | VRE(バンコマイシン耐性腸球菌) ATCC 51299 | ≦ 15 秒 | ||
グラム 陰性菌 (耐性菌) |
Multidrug-resistantPseudomonas aeruginosaGTC 2017 | MDRP(多剤耐性緑膿菌) GTC 2017 | ≦ 15 秒 | |
真 菌 |
酵母 | Candida albicansATCC 10231 | カンジダ アルビカンス ATCC 10231 | ≦ 15 秒*1 |
糸状菌 | Aspergillus nigerATCC 16404 | アスペルギルス・ニガー ATCC 16404 | ≦ 30 秒*1 | |
ウ イ ル ス |
エンベロープ有 | インフルエンザウイルスA型(H1N1)ATCC VR-1469 | ≦ 15 秒*2 | |
単純ヘルペスウイルス1型 ATCC VR-260 | ≦ 15 秒*2 | |||
コロナウイルス SARS-CoV-2 | ≦ 15 秒*1 | |||
エンベロープ無 | コクサッキーウイルスB群4型 JVB | ≦ 15 秒*2 | ||
アデノウイルス5型 ATCC VR-5 | ≦ 60 秒*2 |
社内資料:ウエルフォームのin vitro殺菌効力試験
社内資料:ウエルフォームのin vitro殺菌(抗菌薬耐性菌)効力試験
社内資料:ウエルフォームのin vitro殺真菌効力試験
社内資料:ウエルフォームのin vitroウイルス不活化試験
社内資料:ウエルフォームのin vitro新型コロナウイルス不活化試験
新型コロナウイルスに対する不活化作用について
ウエルフォームの新型コロナウイルスに対する不活化作用について、厚生労働省設置ワーキングループ(以下WG) が定めた公開条件を満たしたものとして、国立医薬品食品衛生研究所のホームページに掲載されました。
【公開条件】*
*出典:国立医薬品食品衛生研究所ホームページ生活衛生化学部データベース 手指消毒剤の新型コロナウイルス不活化効果
(2022年8月26日に閲覧)
塗布範囲に関する検討
5人の健康成人を対象に、ウエルフォームの塗布範囲を検討しました。
蛍光塗料を添加したウエルフォーム1.2mLを一般的な手指消毒方法に準じて手指に塗布し、 ブラックライト下で蛍光を発する部分を薬剤塗布範囲として確認しました。

社内資料:ウエルフォームの塗布範囲に関する検討
ウエルフォーム手指消毒の手順
360mLボトル及び180mLボトル:1プッシュ、80mL携帯用ボトル:3プッシュ、1L手動ディスペンサー:1プッシュ、1L電動ディスペンサー:1度手をかざし、②~⑥の手順で消毒を行います。
各種ツールのご紹介(非売品)
●ディスペンサー(電動)
手をかざすだけで必要量が出てくるのでどなたでもより確実に量を守っていただけます

●ディスペンサー(手動)
作動音が静かなので、夜間の回診時にもご使用いただきやすいです

●その他

●ポシェットで
