よくある質問

20W/V%マスキン®液(日本薬局方 クロルヘキシジングルコン酸塩液)

Q クロルヘキシジンの特徴と効能・効果は?
A

クロルヘキシジンは陽イオン化合物で、一般には水溶性の高いグルコン酸塩(クロルヘキシジングルコン酸塩)として用いられます。適用範囲の広い消毒剤であり、人体(結膜嚢以外の粘膜を除く)、器具、環境等に使用できますが、主に生体消毒剤と考えられています。クロルヘキシジングルコン酸塩は次のような特徴を持ちます。
 ●臭いがほとんどない。
 ●低毒性で皮膚に対する刺激性も少ない。
 ●金属やリネンに対して腐蝕作用が少ない。

しかし、低水準の消毒剤であり、殺菌できる微生物の範囲は比較的狭く、主に一般的な細菌を対象として使用し、細菌芽胞、結核菌、糸状真菌、多くのウイルスには効果が無く、緑膿菌やMRSAの中にも抵抗性を有する株が存在しています。また、次のような欠点・注意点もあります。
 ●微生物汚染を受けやすく、開封後や使用時は注意して使用する。
 ●繊維製品(綿球、ガーゼ等)に吸着されやすく、濃度低下を起こしやすい。
 ●有機物や石けん類の存在により殺菌力が低下する。
 ●希釈時、水道水や生理食塩水中の陰イオンにより沈殿を起こし、濃度及び殺菌力が低下する。
 ●次亜塩素酸ナトリウムと反応し、褐色に変色する。
 ●光により4ークロロアニリンを生成し、徐々に着色する(遮光保存)。
 ●結膜嚢以外の粘膜に使用してはならない(アナフィラキシーショックを生じる可能性がある)。
 ●粘膜に接触する可能性のある器具類はよく洗浄後使用しなければならない。