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医療環境における多剤耐性菌の管理 2006年 (CDC 2006年10月20日公表)
<原文>
http://www.cdc.gov/ncidod/dhqp/pdf/ar/mdroGuideline2006.pdf

翻訳目次
 医療環境における多剤耐性菌の管理
I. 序文
II. 背景
III. 多剤耐性菌の疫学
IV. 多剤耐性菌の予防と制御
V. ディスカッション
VI. 多剤耐性菌の伝播の予防
用語解説
表1
表2
表3
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PDF
(全体版:987KB)

1996年、米国疾病管理予防センター(CDC)は「病院における隔離予防策のためのガイドライン」を公開しました。このガイドラインでは標準予防策と感染経路別予防策による「理解しやすいシンプルな感染対策」が紹介されたため、日本においても急速に取り入れられることになりました。しかし、MRSAやVREなどの多剤耐性菌が米国においても増加してきているにもかかわらず、このガイドラインではその対策について殆ど言及されていませんでした。また、SARSのような新興感染症に対する対策も必要となってきました。このようなことから、隔離予防策ガイドラインの改訂が求められ、CDCは2004年に改訂ガイドラインの草案を公開しました。しかし、正式ガイドラインの完成には様々な議論が必要となり、2年以上の歳月が経過してしまったのです。
新しいガイドラインが待たれる中、CDCは2006年10月20日に「医療環境における多剤耐性菌の管理」を公開しました。多剤耐性菌に対する感染対策は独立して公開されても不思議ではない程の内容であるため、一足先に公開したのです。すなわち、本来は1つのガイドラインとして公開されるはずであった隔離予防策ガイドラインが、2部に分かれて公開されたと考えていただければよろしいかと思います。
多剤耐性菌に対する感染対策は日本においても極めて重要な対策です。我が国の感染制御に携わる多くの方々にいち早く、この新しいガイドラインの内容をご覧いただきたいと思います。そのため、翻訳が終了したものから丸石製薬株式会社ホームページにアップさせていただくことにいたしました。この翻訳が皆様の感染制御の一助になれば、幸いです。


県西部浜松医療センター
感染症科
矢野邦夫